Project Overview
伝説の復刻再演
野澤松也(歌舞伎義太夫三味線奏者) 絵画:浄瑠璃御前(立命館大学所蔵)
名弾き語りの演奏家による復刻再演
浄瑠璃の発祥とも言われる「浄瑠璃姫物語」を現代の名弾き語りの浄瑠璃演者が、 伝統のある味わいとともに、岡崎で復刻再演いたします。
★「浄瑠璃姫物語」は、かつての浄瑠璃御前物語から、伝承されて作り上げられてきとされていますが、琵琶の弾き語りから三味線へと受け継がれていきました。この物語の舞台が現在の岡崎であり、「浄瑠璃」という名前も付けられていることで「浄瑠璃」の発祥と非常に関係が深いとされています。
★今回の開催場所である二の丸能楽堂は、物語で浄瑠璃姫が幽閉された場所の近くであり、このゆかりのある場所で、浄瑠璃姫物語が日本で浄瑠璃の弾き語りの最高峰の演奏家によって再演されることは、歴史的にも非常に意義のあるものと言えます。
江戸時代のゆかりの共演
単に浄瑠璃の弾き語りの公演で終わらせず、伝統にゆかりがあり、今日まで継承されておられる方々の協力により、伝統が共演いたします。
伝統の持つ深い重みと味わいと素晴らしさを「今の舞台」で観客の人たちにも体感していただきます。
★本公演では、江戸時代に大流行しておりました「浄瑠璃」をテーマにした古典落語を関西の上方落語家:桂吉坊氏を招いて、当時の江戸文化を楽しんでいただきます。また、この古典落語の落ちが「味噌」ですが、江戸時代の食文化として味噌は重要なものでした。
江戸時代に集大成された「浄瑠璃姫物語」の公演とともに、江戸時代から継承された文化が共演いたします。
絵画左(江戸時代の寄席舞台) 絵画右(松王女房千代 歌川豊国 早稲田大学演劇博物館蔵)※この絵画では、女房千代がすり鉢で味噌をすっている姿が描かれています。江戸時代では、味噌は食文化として重要なものでした。
Event outline
開催概要
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火入れ式 伊賀八幡宮様のご協力による「火入れ式」カクキュー八丁味噌様・まるや八丁味噌様の協力参加
第1部 ー 浄瑠璃姫物語公演記念企画 ー
「浄瑠璃姫の舞」 - 加藤おりは(演舞) 山田茂樹(振付)
- 音楽
- 村主まゆMI(ピアノ)
- 菊理(雅楽ユニット)
- 川島憂子(篠笛)
- 丹羽知登世(篠笛)
- 三祢沢信(打楽器)
- 小林諒太(太鼓)
- 平野義民(太鼓)
- 稲垣由美子(太鼓)
- 浅野裕美子(太鼓)
- 第2部 ◆薪・浄瑠璃新説 浄瑠璃姫物語(続) 小野お通/鳳来寺伝
- 竹本越孝(浄瑠璃)(重要無形文化財「義太夫節」総合認定保持者)
- 鶴澤鶴賀寿(三味線)(人間国宝)
- 竹本京之助(浄瑠璃)
- 鶴澤弥々(三味線)
【主催】 「愛知の伝統を愛好する会」 ※地域・政治・宗教のしがらみから離れ、広く日本の伝統を愛好して、存続継承させていくという理念のもとに集結した作家・芸術家・ |
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音楽家・書家・芸能家・伝統芸能愛好家・実践活動家などの方々の支援により成立する会 |
代表 慈性 通修(企画制作会社) |
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副代表 尾崎 慎 (彫刻家) |
監査 細井 薫 (会計士) |
会員 成瀬 友香(イラスト作家) |
会員 村岡 千佳(自然愛好家) |
会員 村主 真裕美(音楽家) |
会員 岩田 至 (映像・音響ゼネラルマネージメント) |
会員 五十嵐夕紀(裏千家茶人) |
会員 高木 義雄 |
会員 米山 猛 |
協力者 村松和明 |
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嶋村 博 |
三田村ちはる |
伊藤秀子(三河三座) |
【企画制作】 株式会社ジェイズハート |
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【協賛】 カクキュー八丁味噌 まるや八丁味噌 |
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【協力】 義太夫協会 鳳来寺 伊賀八幡宮 MOA美術館 ACA オカザキ製パン エージーエーコーポレーション 三河三座 三好屋老泉 |